今回はTHERMOS 8312を点灯させる為のメンテナンス等の紹介です。
点火実績のある古いガソリンランタンは外観が綺麗でも普通に点灯するとは限りません。このランタンの製造は1966年で、その当時にホワイトガソリンで使用されていたとは考えにくく当然のようにレギュラーガソリンを使用されていたに違いないです。
ジェネレーターのチェック
THERMOSのランタンに使われているジェネレーターはAGM製の部品が使われてます。このジェネレーターはちょっと癖がありますね。先ずはニードルクランプを回してみましょう。普通ならジェネレーターの内部がニードル針との隙間で上下する際に何かしら感触があるのですが、音も無いし手に伝わる感触も無い感じ。これはニードルに問題がなければジェネレーターの内部にカーボンが付着して隙間が無くなっていると思います。一度ジェネレーターを外してパーツクリーナーで洗浄して元に戻したら良い状態になりました。ニードルクランプを回すとニードルが上下する際に音が出るようになりました。このジェネレーターも使用不可な場合、リプロの部品が新品で購入できるみたいで安心です。
焼きつき跡の清掃
フレームのこんな焼付き跡なんかはハンドルーターに真鍮ブラシを付けて磨くと楽に綺麗になります。
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ルーターの分野ではDREMELというメーカーが有名ですが、こんな2000円台のルーターでも色々と使えますよ。
綺麗になりました。この写真でわかるように、ミキシングチャンバーがColeman200系のランタンより小さめです。これだけでColeman200(A)より照度が低いというのが分かります。
ポンプカップの改良
前にも書いたようにTHERMOSのポンプは圧縮が弱いのでポンプに革製のカップを追加してみました。1mm厚くらいの牛革をポンプシリンダーと同じ径で丸く切り抜いてシャフトの通る穴を開けてからオイルを染み込ませて伸ばしながら装着。これだけでポンピングする際に逆流防止弁が開く音がするくらいの圧力になりました。
点灯テスト
ジェネレーターのヒート時間がColeman製のランタンよりも長く、安定するまで時間が掛かりますが、とりあえずはフルブーストで点灯できるようになったので良かったです。
Coleman200Bには#21のマントル、THERMOS 8312には大王マントルを付けてますが、THERMOSは燃圧が低いのか暖色が強めな灯りになってます。明るさは200Bと同等くらいですかね。この燃圧だと#21の方が良いかもしれません。とりあえずは実用できる状態まできました。
今回はTHERMOS 8312を点灯させる為のメンテナンスの紹介でした。おしまい
当たり前のように着火させるのはさすがですねw
自分は200よりこっちの方が好きですね。
久しぶりに何かレストアしたくなっちゃいますね(笑)
taku-cさん、どうもです!
このコンディションで点灯しなかったら残念すぎですよ。
届いた状態で点けてみたら火ダルマになりましたけどね(笑
このデザインは良いとは思いますが、ベンチレーターが大きいビッグハット系なランタンでパッケージングが悪いですよね。Colemanでも228系のビッグハットのランタンは意外とキャンプに持っていく人は少なめだと思います。
そんなこともあってThermosランタンは比較的安価で取引されてますので是非♪
コメント失礼します。
わたしも最近手に入れてキャンプ場で使用しましたが、安定したかと思ったら
すぐに消えかかったり。
調光も難しくちょっと強めにするとすぐにマントルから火が漏れます。
コールマンの200Bは持っていますが、こちらはポンピングしてもしっくりこない
感じです。
わたしも改善をしたく真似をさせて頂きたいのですが、もともと付いているOリングは
パッキンはそのままで牛革を追加する感じでしょうか。
お手隙な際にお返事いただけたら幸いです。
クマさん、コメントありがとうございます。
THERMOSのランタンでもこのフィラーキャップにポンプが付いたモデル
は構造的に問題があるような気がします。
レザーワッシャーはOリングと共に嵌めています。
Youtubeで紹介してますがジェネレーターをAGMのLRL-21のリプロダクト品に交換しましたが、こちらのほうが純正品よりプレヒートが早いですし、安定したらそのままをキープします。
参考になれば幸いです。
牛皮をやってみて駄目だったらジュネレーターをAGMリプロ品に交換してみます。
とても参考になりました。
ありがとう御座いました。